紫外線が強くなる季節になると、紫外線対策やUVケアの話題が出てきます。
確かに以前に比べ紫外線の量も増えたことから
母子手帳に「日光浴」を推奨する文面がなくなり
「外気浴」という言葉に変更されています。
赤ちゃんや、小さいお子さんをお持ちのお母さんの意識も変わり
日焼け止めの対策などの関心も高くなってきています。
しかし、赤ちゃんに対しての日焼け止めについては賛否両論あります。
そこで、
赤ちゃんの日焼け止めの必要性があるのか?
必要性があるならいつからするものなのか?
赤ちゃんの日焼け止めに有効な対処法があるのか?
など、少し調べてみました。
赤ちゃんの日焼け止めの必要性は?
ひと昔前までは、骨や歯の形成にいいビタミンDの生成を
促進させる働きがあるため「日光浴」を推奨していました。
ですが、直射日光を長時間浴びると
皮膚がんの発生率が高くなるとされているため
逆に、日焼けを防ぐ対策への意識が高まって来ています。
紫外線は、
18歳までに生涯の50%以上の紫外線を浴びると言われていて、
紫外線の影響は生涯に及ぶため、赤ちゃんの頃から
紫外線対策をする事が必要だと言われています。
紫外線が関係している病気など
●急性疾患
- 日焼け
- 雪目
- 免疫機能低下
●慢性疾患
- しみ
- しわ
- 良性腫瘍
- 皮膚がん
- 白内障
このような事から、日焼け止めは必要ということが言えます。
日焼け予防のためとはいえ、全く日光を浴びないということも
赤ちゃんの体作りや体内リズムに大きく影響を及ぼすという方もいますが、
紫外線のビタミンDを作るのに必要な量は
- 両手の甲程の面積に日光が15分間当たる程度
- 日陰で30分過ごす程度
で十分のようです。
心配な方はビタミンDの多い食材などを意識してみればいいでしょう。
- うなぎ
- さんま
- 鮭
- カレイ
- きくらげ
外出の際は、出来るだけ日焼け止めの対策をするなどをして
赤ちゃんを守ってあげて下さい。
赤ちゃんの日焼け止めはいつからするもの?
赤ちゃんの首が座り、外出できる頃(2~4ヶ月)からが多いようです。
紫外線の蓄積で皮膚がんやシミ、シワ、ソバカスなど、将来の肌トラブルの原因となるため
外出する時期になれば日焼け止めをする事をおすすめです。
近頃は各家族が増え、赤ちゃんを連れてお出かけしているのをよく見かけます。
大人でも日差しの強い日中は日焼け対策をしていますよね。
尚更、赤ちゃんは大人の肌より敏感でデリケートです。
特に春から9月頃までの紫外線が強い時期なので
しっかり日焼け止めの対策をしてあげましょう。
赤ちゃんの日焼け止めおすすめ対処法!
日焼け止めの対処法としまして、
日焼け止めを塗る以外の事も取り上げていきたいと思います。
- 紫外線の強い午前10時~午後2時の時間帯の外出を避ける。
- 帽子や日傘を利用する。
- 出来るだけ日陰を歩く。
- 紫外線防止のグッズを利用する。
- 風通しの良い長袖を着せる。
- ベビーカーなどは必ず日除け出来るようにする。
●日焼け止めクリームを使用する場合
「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」があり、
紫外線散乱剤のほうが肌への負担が少ないといわれています。
SPFの数値が高くなると洗い落としにくくなりますし
「SPF15」くらいのもので十分効果がありますので
こまめに塗り直すつもりのほうが
赤ちゃんの肌に負担がかからなくていいと思います。
低刺激のモノを選び、家に帰ってきたらすぐに洗い流しましょう。
赤ちゃんの舐めそうな部分には日焼け止めクリームを塗らないようにしましょう。
最後に
紫外線対策は必要です。
ですが、あまり神経質になりすぎて
紫外線を気にするあまり赤ちゃんの負担になっている事をしている場合も考えられます。
あくまでも赤ちゃんの様子を見ながらの対処を行ってください。
私、個人的な考えですが赤ちゃんは別として
紫外線を気にするより子供は外で元気よく遊ぶことの方が大事だと考えます。
なので、日焼け止めの対策は必要最小限でいいのではないでしょうか?