秋冬が旬になる「すだち」ですが、
お中元やお歳暮でたくさん頂いたりするとおもいます。
そのたくさん頂いたりした時に困るのが保存方法ですよね。
どんな料理にも合うすだちですが、一度に使用する量も少ないうえ
保存方法が間違っているとすぐに黄色くなってしまいますよね。
そこで、すだちの保存のやり方をご紹介していきます。
すだちの保存期間はどれ位?
すだちは基本的に、生鮮食品なので常温で保存していると
酸化が進んでしまい黄色く変色して風味が損なわれてしまいます。
保存出来る期間は、やり方によって変わりますが、
プロであれば1年は保存できるそうですが、
ご家庭で保存する場合はすだちの収穫時期にもよりますが
1ヶ月位というところでしょうか。
また、すだちの品質によって保存期間も変わってきます。
この時期のすだちは、樹から採って出荷するのではなく
8月後半から9月前半に収穫された中から
秀品を乾かして一旦、冷蔵貯蔵され順に出荷されます。
9月に入庫した「すだち」は徐々に黄化現象が進み
早い物では10月中旬以降黄色くなる前に出荷されています。
10月~3月頃までのすだちは貯蔵されたもので
9月に収穫してから長期間経ってしまっていますので
保存期間がどうしても短くなってしまうんですね。
貯蔵物の保存方法を見てみると、「要冷蔵」となっていますので、
冷蔵庫で保管してお早めにお召し上がり下さいね。
4月以降のすだちは、ハウス物になるので少し高価になります。
そしてハウス物は貯蔵せず収穫直後に出荷されますので
品質もよく長持ちするそうです。
すだちの保存のやり方(冷蔵庫編)
秋冬のすだちは基本的には冷蔵保存をします。
ビニール袋に5個くらいを入れ、出来るだけ空気を抜いて冷蔵庫で保存します。
これは緑色が長持ちするのと、風味を落とさない為です。
冷蔵の温度は2℃~5℃ぐらいが最適といわれていて、
ビニール袋は光を通さない黒いものがいいようです。
鮮度保持剤を一緒に入れておくとより長持ちしますのでオススメです。
時間が経つと、皮が黄色く変色しますが品質には問題はないようですが、
出来るだけ早めにたべてしまいましょうね。
キズも殆どなく、鮮やかな緑色で触ってみて硬いものは
比較的長持ちしするようなので、それ以外の物から食べるようにしましょう。
すだちの保存で冷凍のやり方は?
すだちの冷凍保存は、フリージングパックなどに
すだちをそのまま入れるか、1個ずつラップに包みます。
その時、なるべく空気を抜いてから冷凍庫で保存しましょう。
解凍する時は、お水につけて凍ったすだちを溶かします。
ただし、冷凍する前のすだちの状態が悪いと、解凍した時にスカスカになりますので、
品質の良いものを冷凍しましょう。
黄色く変色してきたすだちや、長期間保存したい場合は
果汁を絞って保存すれば長持ちします。
製氷皿に果汁を搾り冷凍して固まったものを
密閉容器などに入れなおして冷凍しておくと便利です。
まとめ
すだちはご家庭での長期保存が難しいので、
果汁だけをお使いの場合は搾って冷凍しておくことをオススメします。
また、10月以降に購入する場合は、
少量を購入するようにして早い目に消費するようにしましょう。