一般的に、餅つきのもち米は蒸し器で蒸しますが、蒸し器がないご家庭もありますよね。
こんな場合は炊飯器で炊く方法もあります。
でも、「白米と同じやり方でいいんだろうか?」と悩んだりしませんか?
記事では、餅つきに使うもち米を炊飯器で美味しく仕上げるための「洗い方」「研ぎ方」「浸水時間」「水の量」などをご紹介していきます。
餅つきのもち米を炊飯器で炊く方法!
基本的には、もち米も炊飯器で白米と同じやり方で炊けますが、もち米がべチャッとなったり、芯が残ったり炊きムラになる場合があります。
昔の炊飯器は、今ほど性能が良くなかったので蒸し器(せいろ)で蒸した方が熱の通りも良く、ムラなく炊けたということから蒸し器を使っていた理由のようです。
最近の炊飯器はかなり性能も良くなっていて、もち米モードが付いて簡単にもち米を炊けるようになりましたが、簡単に炊けるというだけでもち米モードが付いてなくても炊くことができます。
炊飯器で炊く場合に悩む部分は、
- 普通の洗い方や研ぎ方でいいの?
- 浸水時間は必要なの?
- 水の量はどれ位が適量なの?
などではないでしょうか。
♦餅つきのもち米 洗い方・研ぎ方
炊飯器でもち米を炊く場合も蒸し器で蒸す場合も、洗い方は同じです。
1.最初の1回は素早く研いで水を捨てます。
もち米は浸水が早いため、時間をかけるともち米が研ぎ汁を吸って、ヌカ臭くなるので1回目はすぐに水を捨てましょう。
2.繰り返し4~5回しっかり洗います。
この時、もち米が割れる場合がありますが、お餅にするので大丈夫です。
お餅にしない場合は、強く研いでしまうとお米が割れて触感が悪くなりますので優しく2~3回研ぎ洗いをします。
研ぎ洗いが終われば、水を入れて完了です。
♦餅つきのもち米 浸水時間
蒸し器でする場合は、蒸すので基本的に水に浸す浸水時間が必要です。
もし浸さずにもち米をそのまま蒸せば、表面だけ糊化してお米の内部に水分が浸透せず、お餅を搗いた時に潰れないでお米が残りやすくなります。
その為に、蒸す時は6~8時間や12~14時間程度浸したり、一晩浸す場合もあります。
炊飯器の場合
もち米は浸水時間を置かずに炊きます。もち米は吸水率が良いので、浸水時間を置くと水を吸って炊くときに炊き水がない状態になります。上から水を足すと水分が多すぎて炊き上がりがベチャベチャになります。
なので、炊飯器の場合は浸水時間を取らずに研ぎ洗いの後、水を張りすぐに炊けばOKです。
餅つきのもち米の水の量は?
もち米を炊くときに大事なのは水の量加減です。
水の量は炊き上がりの好みにや炊飯器にもよって変わるので一概に言えませんが、標準はもち米1カップ(約150g)に対して、水(180cc)を入れましょう。
硬めに炊きたければ水を10~20cc減らせば硬めの仕上がりになります。
逆に増やせば軟らかめになりますのでお好みで調整してくださいね。
水を張ったら、もち米を出来るだけ平らにならす事で炊きムラを防ぐ効果がありますので試してください。
炊き上がれば10~20分程度蒸らしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?搗きたてのお餅は美味しいですよね。それに杵と臼でお餅をつく工程が楽しいですし、お子さんの居るご家庭なら家で餅つき大会なんてことも出来て子供は大はしゃぎしますしね。
今回は手軽に炊飯器でもち米を炊く方法という事でしたが、やはりもち米は蒸し器が一番美味しい餅に仕上がるのではないでしょうか。